クロスドメイン設定を行う

クロスドメイン対応に必要となる作業

このクロスドメイン設定を行うことで、URL末尾に"_ca_sid_XXXXXX=ZZZZZZZZZZ"といったパラメータが付与されるようになります。

※ZZZZZZZZZZ部分は訪問者ごとにユニークな値です

パラメータ付きのURLが訪問者分増えることとなりますので、Google Analyticsなどご利用の際は「パラメータ付きのページは同じページとして扱われるようにパラメータを除外設定する」などの対策を必要に応じて行うようお願いいたします。

クロスドメイン対応を行うことで、1つのプロジェクト内で複数のドメイン間でセッションを維持したままの分析が可能です。

A. ドメインが異なる場合

同一プロジェクト内で計測したい対象ページが以下のようにドメインが異なる場合、クロスドメインの対応が必要です。例えば以下の1と2のようにドメインが異なる場合です。

  1. www.example.com
  2. www.example.org

必要な対応

  • ①「許可するドメイン」の追加

B. プロジェクトルートドメインとサブドメインだけが異なる場合

プロジェクト情報に登録したURLのルートドメインとサブドメインだけが異なる場合は、クロスドメインの設定は不要です。プロジェクト情報のURLは「プロジェクト設定」からご確認いただけます。

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例えば、プロジェクト情報のURLに「https://www.example.com」と登録している場合、以下のドメインに対しては自動でクロスドメイン対応がされるため、『①「許可するドメイン」の追加』の設定は不要です。

  1. www2.example.com
  2. news.example.com
  3. pr.example.com

この動作は、ルートドメイン「example.com」を自動で抽出し、ルートドメインに対するサブドメインに対しては、セッションを自動的に維持するようにしているためです。

①「許可するドメイン」の追加

「プロジェクト設定 > 許可するドメイン」を開き、計測を行いたい全てのドメインを登録してください。

「サブドメインを許可」にチェックを入れると、全てのサブドメインを計測対象にできます。 例えば「example.com」を設定してチェックを入れた場合、自動的に「www.example.com」や「blog.example.com」を対象にすることができます。

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クロスドメイン設定の動作確認方法

設定した内容が正しく動作しているかどうかは以下の手順で確認することが可能です。

ドメイン1のリンクからドメイン2に遷移した際にドメイン2のURLに以下の様なパラメータが付与されていることを確認してください。

ここではwww.example.com上にあるwww.example.orgへのリンクをクリックして移動したことになります。

https://www.example.org/?_ca_sid_XXXXXX=ZZZZZZZZZZ

URL末尾のZZZZZZZZZZは訪問者がトラッキングコードに触れた際にContent AnalyticsからCookieに付与されるユニークなIDをデータ送信用の形式に変換した値です。

ドメイン1とドメイン2のCookieを確認し、"_ca2"に対する値が一致していれば問題ありません。一致しない場合やアクセスごとに値が変化する場合、ページ側でCookieを更新するなどの対応を行っている可能性があります。

Cookieの値を確認する方法

Google Chromeで対象ページにアクセスし、検証ツールを開きます。Applicationを選択し、Cookiesの対象ドメインに対する"_ca2"の値をご確認ください。

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クロスドメイン対応の注意点